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部落解放同盟山口県連合会ガイド

活動報告

一.2007年度の活動の概要

第56回定期大会の開催(9月)

07年9月16日(日)、第56回定期大会を山口市のホテルタナカで開催し、同盟員・関係者ら130人が参加しました。第55期活動報告と第56期運動方針が採択され、6つの重点課題を確認しました。

都府県別・支部活動者会議(10月)

07年10月14日(日)、ホテルタナカにおいて「2007年度第1回都府県連別支部活動者会議」が開催され、県連・各支部の役員など15名が出席しました。中央本部からは谷元中央書記次長、岡田中央執行委員が出席し、県連や各支部の現状や課題、今後の組織強化について協議しました。

全研(11月)

部落解放研究第41回全国集会が長野市のビックハットを主会場に、11月6日から8日に開催され、38都道府県から6,800人が結集し、全体会と九分科会、フィールドワークがおこなわれ、各支部から参加し学習を深めました。

全同教大会(11月)

第59回 全国人権・同和教育研究大会が11月23、24日、石川県産業展示館を主会場に開催され、全国から1万2千人が結集しました。山口県同教や各支部からも参加し、各地での実践や課題について協議しました。

県連旗開き(08年1月)

08年1月27日(日)、山口市のホテルタナカにおいて、2008年県連旗開きを開催し、同盟員や関係者など80人が参加しました。

旗開きに先立ち午前中に、組坂繁之・中央執行委員長より「これからの部落解放運動」と題して記念講演をおこないました。

午後からは旗開きをおこない、開会行事のあと参加者が懇談し、団結と連帯を深めた旗開きとなりました。

山口県東部地区部落問題研究会(08年2月)

山口県東部地区部落問題研究会第17回講座が、08年2月21日(木)、シンフォニア岩国において開催され、地元の行政・企業・運動団体の関係者など700人が参加しました。全体講演!では「差別っていったいなんやねん?〜あいつぐ差別事件から〜」と題して、川口泰司(山口県人権啓発センター)さんからの講演がおこなわれました。全体講演"では「戦前・部落青年の苦悩〜松木淳・桂哲雄」と題して、布引俊雄(大阪観光大学教授)さんより講演がおこなわれました。

人権啓発研究集会(08年2月)

第22回人権啓発研究集会が2月13、14日に、名古屋国際会議場にて開催され、全国から3,500人が結集しました。各支部からも参加し、地域や職場での人権教育・啓発の現状と課題について協議し、これからの展開について学習しました。

「ハンセン病問題基本法」制定国会請願署名(08年3月)

「ハンセン病問題基本法を制定し、開かれた国立ハンセン病療養所の未来を求める」国会請願署をおこないました。この署名は、長い間強制隔離政策に苦しめられてきたハンセン病療養所の入所者が、社会の中で生活するのと遜色のない生活、安心して暮らすことのできるハンセン病療養所の将来を確保するための請願署名です。県連からは548人の署名を獲得し提出しました。各支部・関係者の方、ご協力ありがとうございました。

県外視察研修(08年3月)

今年の3月27、28日、奈良県御所市の水平社博物館、橿原市の「おおくぼまちづくり館」などの県外視察研修をおこない、支部員や県同教の先生など7人が参加しました。 今回の県外視察研修は、組織強化・人材育成の一環として、県連として初めて主催した取り組みであり、山口県人権啓発センター、山口県同教との共催で実施しました。

平岡秀夫・衆議院山口二区補欠選挙(08年4月)

今年の4月27日(日)におこなわれた、衆議院山口2区補欠選挙で、県連推薦の平岡秀夫候補(民主党)の選挙闘争をおこない、見事当選を勝ち取ることができました。 今後も部落解放・人権確立に向けた議員活動を期待し、県連も平岡秀夫さんを積極的に応援していきます。

全国女性集会(08年5月)

部落解放第53回全国女性集会が5月17、18日、三重県総合文化センターで開催され、30都府県連1,336人が結集しました。分科会では、厳しい結婚差別の現実、子ども、孫には差別を受けさせたくないという思いで活動している女性たちの報告がありました。

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差別糾弾闘争

山口市住民・結婚身元調査事件(07年3月)

「自分は部落の人間だ」と名乗り、「婚約者が部落出身かどうか知りたい」と、2007年3月上旬、県連事務所に山口市の住民から身元調査依頼の電話がありました。その後、山口市や関係者とともに事実確認と指導に入りましたが進展せず、9月に中間総括をおこないました。

中間総括のなかで県連より、職員研修に、人権研修をしっかりと入れることを要請しました。山口市は、新規職員研修でしか人権研修がない現状です。そのために、階層別研修や管理職の研修には、毎年、人権研修を入れる必要性を指摘しました。山口市としては、毎年入れることは厳しいかもしれないが、そのように職員研修所の方にも提案していくことを確認しました。

県に対しては、セミナーパークで県内の市町職員研修を一括しておこなっているので、そこでしっかりと人権研修を入れることを要望しました。

今後も引き続き、山口市の職員人権研修の実施や、地域啓発で部落問題学習の実施をするように求めていきます。

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狭山再審闘争のとりくみ

狭山事件の再審を求める市民集会が、07年10月31日、東京・日比谷野外音楽堂で開かれ、山口県連の各支部から参加しました。
また、08年5月23日、東京・日比谷野外音楽堂で開催された狭山事件の再審を求める市民集会に、山口県連の各支部から参加し、集会後、狭山再審に向けたデモ行進をおこないました。

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部落解放共闘

山口県人権・同和教育研究協議会


(一)第二六回西中国同和教育交流会が、07年11月3、4日に山口県萩市の白水会館(隣保館)で開催され、山口、広島、島根の三県から同和教育に取り組む教職員を中心に約40名が参加し、地元のフィールドワーク、記念講演、実践報告など活発な議論、交流がおこなわれました。

(二)第59回全国人権・同和教育研究大会が、07年11月23、24日に石川県金沢市で開催されました。山口県同教からは、山口市小郡小学校の中野晴美さんから「外国にルーツを持つAさんと出会って」と題してレポートが報告されました。

山口県人権・同和問題に取り組む宗教者連帯会議

「山口同宗連第21回研修会」が08年2月14日、山口市の本願寺において開催され、県内で人権・同和問題の解決に取り組む宗教者など130人が参加し、学習を深めました。山口同宗連は毎年全体研修会をおこなっており、今回で21回を迎えます。

午前中は開会行事のあと、曹洞宗の吉川俊雄(山口同宗連議長)さん、天理教の益田利生(山口同宗連副議長)さんから「いのち(生命と心)と向き合う」と題した実践報告がおこなわれました。

記念講演では、川口泰司(山口県人権啓発センター)さんから「差別っていったいなんやねん?〜若者からのメッセージ」と題して、自らの生い立ちや山口の部落差別の現実などが熱く語られました。

山口県人権啓発センター


(一)講師派遣

センターからの講師派遣では、美祢市川東中学校や宇部市立川上小学校、マツダ防府工場、曹洞宗山口宗務所など、県内外への講師派遣はこれまでに400回を超えました。

(二)ホームページ開設

人権啓発の取り組みの充実・情報発信に向けて、センターのホームページ(HP)を立ち上げました。HP開設により、各地から講師依頼や人権相談、県内の現地研修のコーディネーターの依頼などがおこないやすくなりました。

(三)フィールドワーク

啓発センターでは県外からの現地研修のコーディネートをおこなっています。07年12月には、宇部市で大阪同和問題企業連絡会啓発研究会が研修をおこないました。

08年3月には、宇部市で部落解放同盟香川県連本島支部、愛媛県連松山支部が萩市で現地研修をおこない、地元の宇部支部・萩支部の協力のもとに、地区内のフィールドワークをおこないました。

(四)県外視察研修

07年3月27、28日、奈良県御所市の水平社博物館、橿原市の「おおくぼまちづくり館」などの県外視察研修をおこない、支部員や県同教の先生など7人が参加しました。この県外視察研修の企画・調整を啓発センターがおこないました。

(五)人権相談

HP開設やタウンページに電話番号を載せていることなどもあり、市民からの人権に関する相談を受けています。結婚差別の相談や職場でのパワーハラスメント、夫からのドメスティック・バイオレンス、企業内での内部告発、県外で生活する部落出身者の悩みなどです。相談に応じて、関係機関を紹介したり、カウンセリング的に電話で何度も話を聞いたり対応してきました。

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人権啓発活動

県連のホームページ開設

部落解放同盟山口県連合会のホームページがついに完成しました。これまで山口県連でも相談を受け、「部落問題について悩んでいるがどこに相談をしていいか分からなかった」という声を多く聞いてきました。

また、より多くの人に、部落差別の現実と差別撤廃に向けた県内の動きを知ってもらうためにホームページを立ち上げることにしました。ホームページでは、「解放新聞山口県版」や「県内のあいつぐ差別事件」、「山口県の部落問題」、「各種集会の案内」など最新の情報を定期的に掲載しています。

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お問い合せ/連絡先
部落解放同盟山口県連合会 〒753-0814 山口市吉敷下東2-4-7
TEL 083-923-2303 FAX 083-921-1919 E-mail info@y-kaihou.jp