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ハンセン病家族訴訟、部落差別の現実から学ぶ~700人が参加~

山口県東部地区部落問題研究会第28回講座が2月13日、岩国市民会館で開催され、行政や企業など700名が参加し学習を深めた。
講演では部落差別の現実と部落問題学習のポイント、ハンセン病の家族への差別の現実と集団訴訟について当事者からの訴えがあった。

主催者を代表し坂田正会長の挨拶がおこなわれ「人権3法」を踏まえ、それらの解決に向けた取り組みの充実が訴えられた。
来賓あいさつでは福田良彦・岩国市長より、部落差別解消推進法を踏まえ、法の周知、部落差別を解消するための教育・啓発の充実に取り組む決意が語られた。来賓には国会議員・県議会議員・岩国市議会議員が駆けつけた。
講座①では「部落問題の今日的課題と部落問題学習のポイント」と題し、尚絅学院大学の内田龍史教授からの講演がおこなわれた。
講座②では「ハンセン病問題~家族訴訟にふみきった思い~」と題し、ハンセン病家族集団訴訟原告団の黄光男(ファン・グァンナム)副団長からの講演が行われた。