県民のつどい 600人が参加! ~ネット社会が差別を強化 ヘイトクライムを許さない~
「第7回部落解放・人権確立をめざす県民のつどい」を11月25日、山口南総合センターで開催した。行政・企業・宗教者・各種団体・市民など600人が参加した。「部落地名総鑑」公開事件、反ヘイトスピーチ裁判の講演と同時に、「60万回のトライ」「夜明けの旗」の映画上映会をおこなった。
開会にあたり、実行委員会を代表して藤本謙吾・県連委員長があいさつし、県内での部落問題・人権問題をめぐる状況にふれ、部落差別解消推進法の制定に向けた取り組みが呼びかけられた。
講演①では「新たな『部落地名総鑑』事件とネット公開」と題して、解放同盟山口県連の川口泰司書記長からの講演がおこなわれた。
川口書記長からは、鳥取ループらによって、ネット上で「誰でも簡単に」身元調査が可能な仕組みが作られ、「部落」「部落民」がネット上で晒し続けられている現実が報告された。
また、『全国部落調査・復刻版』発刊事件の裁判経過とネット上での被害者救済の課題などが語られた。
講演②では、ライターの李信恵さんから、自身の生い立ち、在特会の桜井(高田)誠・元会長を訴えた裁判、ヘイトスピーチの現実とカウンター活動などについて語られた。