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山口県光青年の家 お見合いイベント 住民票を要求

 継続する結婚相談での問題 根本的な解決を

 山口県光青年の家の主催事業「恋愛応援団」で「年齢・未婚かどうか」の確認のため、参加者に住民票の提出を求めていたことが分かった。7月7日に募集チラシを見たマスコミから「不適切ではないか」と県人権対策室に指摘があり発覚した。指摘を受け県教委は、国の通達違反の恐れがあるとして、住民票から「独身証明書」に変更するように指示した。「恋愛応援団」とは、お見合いイベントのこと。夏にカヌーやバーベキューなど光青年の家で一泊二日のイベントであり、今年で2年目。今年は8月9~10に開催される。現在、青年の家は、地元のNPO法人がが県から指定管理を受け運営している。県から指導を受けるまで同青年の家は「独身証明書」の存在は知らなかった。住民票で独身を証明するためは「全部事項証明」を発行することになり、本籍や家族構成などの情報収集をしてしまう。これらの情報は、通産省の95年「行動指針」、00年「独身証明書」の発行などの通達に違反する。県連としては今後、萩市、宇部市社協など続発する一連の問題の根本的な解決に向けた糾弾闘争を展開していく。