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年頭のご挨拶~西日本夏期講座の成功に向けて全力を!~

明けましておめでとうございます。昨年も多くのみなさま方にお世話なりました。深く感謝申し上げます。

さて、2016年に「障害者差別解消法」「ヘイトスピーチ解消法」「部落差別解消推進法」(推進法)の人権三法が施行され三年が経ちました。

この間、山口県連は「推進法」を踏まえ、部落差別解消に向け県・市町との交渉を重ねてきました。その結果、県内全ての自治体で法の周知、ネット対策、相談体制の充実、部落差別解消に向けた教育・啓発の実施に向けて取り組みはじめています。解放同盟山口県連と行政との学習懇談会も一三市町で実施し、全ての自治体との実施に向けて取り組んでいます。

同和教育の充実に向けては、まずは教職員自身の部落問題認識を深めるために教育委員会や学校で部落問題をテーマにした研修会が実施されています。

また、昨年は「推進法」第六条に基づく実態調査が実施されました。今後、県内の自治体でも国と同様の実態調査(意識調査)を実施し、効果的な部落差別解消行政の実施に反映させていけるよう取り組んでいきます。

県内の18市町ではモニタリングを実施し、ネット上の部落差別に対する取り組みがスタートしています。しかし、県内の同和地区の一覧リストはネット上で公開され、鳥取ループの「部落探訪」でも岩国市や光市などが動画やブログで晒されている被害が起きています。

鳥取ループ・示現舎との裁判は年内にも地裁判決が下される予定です。ネット時代における差別扇動を許さない取り組みを強化しなければなりません。

本年6月18~19日に「第三四回部落解放・人権西日本夏期講座」を11年ぶりに山口市で開催します。西日本を中心に4000人が参加します。部落差別解消・人権確立に向けた絶好の学習機会として、県内からも多くの方に参加してもらえるよう、現地実行委員会のみなさんとともに成功に向けて全力で取り組んでいきます。

最後に、山口県連はあらゆる差別と戦争を許さない解放運動を展開していく決意です。本年も部落解放・人権確立に向けて、宜しくお願いいたします。