人権文化の創造をめざして~第24回東部地区部落問題研究会~
山口県東部地区部落問題研究会第24回講座が、2月19日(木)シンフォニア岩国において開催され、岩国支部、周南支部、下松支部、柳井支部、上関支部をはじめ東部地区の行政、企業、共闘関係者など800人が参加し、人権・部落問題解決に向けた学習を深めた。
講演①では大阪観光大学の布引敏雄名誉教授より「長州藩維新団と四境戦争」と題した講演がおこなわれた。
布引さんからは、吉田松陰と部落解放について、宮番「烈婦登波」の『討賊始末』、野山獄での高須久子と松陰との交流、吉田俊麿の「屠勇取立」、維新団と四境戦争、部落改善運動・水平運動について、具体的な資料やエピソードをもとに講演がおこなわれた。
続いて、北九州在住のおじさんバンド「願児我楽夢」による人権コンサートがおこなわれた。
願児我楽夢という名前には「子ども達の楽しい夢がかないますように」そんな願いが込められている。メンバーが一番大事にしてきたことは、うまい演奏でなく、訴える中身。自分のテーマを自分の言葉で語っていく。
コンサートでは、部落差別、「障害」者差別、民族差別、ハンセン病差別、女性差別などについて歌を通し、自己の差別性を見つめ、人間解放に向けたメッセージが届けられた。