吉和中学校差別事件60年の教訓から学ぶ~西中国同和教育交流会~
解放新聞山口版第60号 7月31日より
第33回西中国同和教育交流会が6月18日(土)、19日(日)、広島県廿日市の県立もみのき森林公園にて開催され、山口県同教、広島県同教、島根県石西高同研など同和教育に取り組む教職員など50人が参加し、学習と実践交流を深めた。
大久保真人・広島県同教委員長は地元代表あいさつで、広島県同教、「吉和中学校教育差別事件」60年の教訓に学びながら、学校教育の中での同和教育、人権学習をより一層充実させなければいけないと、呼びかけた。
開会行事のあと、「吉和中学校差別事件から60年・考」と題して、広島解放教育研究所の割石忠典さんより、記念講演がおこなわれた。 割石さんからは、吉和中事件が広島県内の同和教育に大きな影響を与えたことや、その背景にある地元の被差別部落の歴史と現状などが報告された。
2日目は、島根、山口、広島の3県からのレポート報告がおこなわれ、厳しい子どもたちをとりまく実態や実践交流会がおこなわれた。
次回の西中国同和教育交流会は、11月12日(土)~13日(日)、島根県出雲市で開催予定。