第60回県連大会 全市町で本人通知制度の実施を~今年中に解放共闘の再建を~
部落解放同盟山口県連合会第60回定期大会を、6月5日、山口市の労福協会館で開催した。
大会では、部落解放山口県共闘会議の再建、登録型本人通知制度の導入、
土地差別調査の実態把握などの諸課題に全力で取り組むことを確認した。
「部落問題の実態把握、行政闘争を強化するとともに、解放共闘の再建、
部落解放を実現できる組織と運動をつくりあげるために、全力でとりくもう!」
の大会スローガンのと、各支部の代議員をはじめ、行政関係者や、
企業・労組・宗教・政党などの共闘関係者、125名が参加した。
開会に先立ち、東日本大震災の犠牲者を追悼するために黙とうをおこなった。
県連を代表して松岡広昭委員長があいさつをし、大会の成功を呼びかけた。
続いて中央本部を代表して岡田健悟中央執行委員から、人権侵害救済法、狭山第3次再審闘争、
土地差別調査事件等の取り組み、人権啓発研究集会の山口開催について期待が寄せられた。
その後、国会・県・市議会議員、行政、労組、共闘、友好団体など多くの来賓から連帯挨拶を頂いた。
連合山口の杉本郁夫会長は、「部落解放共闘の再建に向けて、具体的な協議を進めていきたい」、
山口県平和運動フォーラム(自治労山口県本部委員長)の岡本博之議長は、
「部落解放共闘会議の復活に向けてがんばる」と、県共闘の再建に向けたメッセージを述べた。
開会行事の後、第59期一般活動報告を松岡広昭・委員長、
決算報告を岩田貞雄・財務委員長がおこない、
その後、会計監査報告、統制委員会報告がされた。
提案事項は、運動方針を川口泰司・書記次長がおこない、満場一致で承認された。
続いて、大会宣言案を竹嶋政志・県連執行委員が朗読、採択し、
最後に松村元幸・組織局長の「団結ガンバロー」で、閉会した。